旗の台病院(東京・品川)が経営破綻 赤羽病院がスポンサーに
東京・品川の旗の台病院(社団おきの会)は4月24日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し同日、民事再生開始決定を受けた。負債総額は債権者153名に対して16億5874万円。
~「さいたま記念病院」を経営~
(医)一成会(TSR企業コード:430130716、法人番号:8030005001108、さいたま市見沼区東宮下字西196、設立1965(昭和40)年10月、理事長:遠藤真弘氏)は4月24日、東京地裁より民事再生開始決定を受けた。申請代理人は井上能一弁護士(大手町法律事務所、東京都港区南青山1-1-1、電話03-6459-2381)ほか。再生管財人には綾克己弁護士(ときわ法律事務所、千代田区大手町1-8-1、電話03-3271-5140)が選任された。
負債は現在調査中。
理事長は心臓外科医として有名な遠藤真弘氏で、運営する「さいたま記念病院」は病床数199床、内科、外科・消火器外科、総合診療科、整形外科、脳神経外科、泌尿器科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、リハビリ科を擁する地域の中核的医療機関。さらに、介護老人保健施設「かわぐちナーシングホーム」(埼玉県川口市)も併設している。
2015年3月期は約38億1600万円の売上高をあげていたが、2016年3月期は減収とともに病院の不動産を売却したことによる特別損失もあり赤字となった。2017年3月期も売上高が約36億500万円にとどまったうえ、2期連続で赤字を計上。多額の負債を抱え自力での再建が困難となり、他の医療法人に事業を継承するため、今回の措置となった。
なお、さいたま記念病院と、かわぐちナーシングホームは、通常通り営業を続けている。
東京・品川の旗の台病院(社団おきの会)は4月24日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し同日、民事再生開始決定を受けた。負債総額は債権者153名に対して16億5874万円。
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