2017年に新本店を竣工した島根銀行<7150>。県内かつ山陰のトップバンク、山陰合同銀行の本店ビルが地上14階、高さ約75m。対して島根銀行新本店は地上13階、高さ約66m。島根県の県庁所在地・松江市の中心街に2つの高層ビルが建つ。ともに、水の都・松江のランドマーク的な存在だ。
島根銀行の源流は1915(大正4)年5月に創立した松江相互貯蓄という会社である。いわゆる貯金業務を扱う金融機関だが、創立直後の同年10月に無尽業の免許を取得し、松江相互無尽と改称した...
メガバンクと信金の攻勢に挟まれて苦戦を強いられる愛知県の地銀業界。名古屋都市圏にある3地銀のうち2022年、その2つが経営統合を果たす。残った1行の動向に注目が集まる。