フォーブス誌出版社、自動運転技術ルミナーのCEOが過半数株取得へ
[12日 ロイター] - 自動運転ライダーセンサーを手掛ける米ルミナー・テクノロジーズのオースティン・ラッセル最高経営責任者(CEO)が、米経済誌フォーブスを発行するフォーブス・グローバル・メディア・ホールディングスの過半数株式を取得する。ラッセル氏と、フォーブスの親会社である香港の投資家連合、本匯鯨媒体投資(インテグレーテッド・ホエール・メディア・インベストメンツ、IWM)が12日、声明で明らかにした。
フォーブスの評価額は8億ドル近くに上る。
ラッセル氏のフォーブス株取得は、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が最初に報じていた。
ロイター宛ての共同声明によると、ラッセル氏はフォーブス株の82%を取得することに合意。これにはフォーブス一族が保有する残りの株式も含まれる。
ラッセル氏はフォーブスの日常業務には関与せず、買収資金は同氏のルミナーへの出資とは無関係だという。フォーブス・メディアの会長兼編集主幹であるスティーブ・フォーブス氏は、引き続き同社に関与する。
IWMはフォーブスの少数株式を保有し、取締役会の1議席も維持する。