湾岸、千葉市役所の隣にある千葉銀行本店(show999 / PIXTA)

剛腕ともいえる優秀なバンカーが率いる銀行において、派閥争い・行内抗争は憑きもののようでもある。千葉銀行の初代頭取は大正期に川崎銀行などでも活躍した銀行家の古荘四郎彦氏。先に「九十八銀行を軸に3行が合併した」と記したが、行内体制の実態は千葉合同銀行の頭取であった古荘が実権を握った。
古荘はバンカーとしての手腕に磨きをかけ、剛腕を見せていった。その最たる出来事が、いわゆるレインボー事件である。1958年、銀座のレストラン「レインボー」を舞台にした不正融資事件...