ソフトウエアテストなどを手がけるSHIFT<3697>の2024年8月期の売上高が、初めて1000億円を突破する見通しだ。実現すれば100億円台に乗せた2018年8月期から数えてわずか6年での大台越えとなる。
ソフトウエアテスト需要の拡大の波に乗り本業が大きく伸びたのが主な要因だが、それだけではない。同社はここ10年ほど積極的にM&Aを繰り返しており、多くの企業を傘下に収めたことも、少なからず同社の業績を押し上げた...
東陽テクニカがM&A攻勢を強めている。2008年以降は2件だったが、2023年に入ってから4件のM&Aを続けざまに実施した。今期で修了する中期経営計画「TY2024」では「M&Aによる事業拡大」を打ち出しており、アクセルを踏み込んだようだ。
ゼネコン(総合建設会社)準大手の戸田建設がM&Aにアクセルを踏み込んでいる。照準を合わせるのは「海外」と「再エネ」。国内建設市場が縮小に向かう中、成長領域での展開を加速する狙いだ。
ベネッセホールディングスが、MBOで株式を非公開化することになった。通信教育「進研ゼミ」の不振を長期的な視野から打開するため、一般株主の干渉を受けない株式非公開化で事業の立て直しを図る。創業家が自社を買う「ベネッセ最大のM&A」に踏み切る。
印刷、広告プラットフォーム事業を手掛けるラクスル<4384>は、2009年に創業、急成長を遂げて2018年に東証マザーズへ上場、2019年に東証一部(現プライム市場)へ鞍替えした。近年はM&Aを戦略に取り入れ、より一層の事業領域の拡大と既存事業の深耕開拓を進めようとしている。