iPhone 14は「5c」と並ぶ「歴史的失敗作」となるのか

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(同社ホームページより)

ユーザーニーズを見誤ったアップル

2014年に「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」が発売されると、「5c」の販売はわずか1年で停止され「失敗作」に終わった。「14」の出足の鈍さは「5c」の再来を予感させる。しかし「5c」はあくまで傍流モデルであり、「14」のような主流モデルでの販売不振は痛い。

一方、「14」と同じ16日に発売される上級モデルの「iPhone14 Pro」と「同 Max」の出足は順調だ。ホームページの予約サイトでは「4〜5週間待ち」か「5〜6週間待ち」となっており、1カ月は待たされることになりそう。

「14 Pro」シリーズはCPUに新開発の「A16 Bionicチップ」を搭載したほか、背面カメラもメインカメラが4800万画素に増強されるなど、フルモデルチェンジ版といえる端末だ。価格も14万9800円からと「13 Pro」よりも2万7000円(同Maxは3万円)高くなっているが、機能の進化で跳ね返している格好だ。

アップル製品は機能向上を期待されており、前モデルの「お化粧直し」ではユーザーの支持を得られない。すでにアナリストからは「14シリーズの予約件数は、廉価版の『iPhone SE(第3世代)』や不人気モデルの『iPhone 13 mini』の直近の販売実績よりも悪い」との指摘も出ている。看板製品の「14」だが、波乱のスタートとなりそうだ。

文:M&A Online編集部

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