新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う自転車需要の高まりに乗って、業績を大きく伸ばした自転車部品メーカーのシマノと、自転車販売店あさひの今期の業績予想に明暗が現れている。
自転車専門店を展開しているあさひ＜3333＞は4月5日、2021年2月期（単体）が売上高、純利益ともに過去最高を更新したと発表した。コロナ禍でも「密」を避ける自転車需要が増加し、特にスポーツや子供向け、電動アシストの自転車が伸びた。
新型コロナウイルス感染症の拡大で日本経済の深刻な落ち込みが懸念されるが、一方で好調な業界がある。自転車業界がそれ。マスクや医薬品などの「コロナ関連」ならばともかく、無関係としか思えない自転車業界が、なぜ消費の逆風下にもかかわらず好調なのか？
「ＢＭＸ ＲＩＯ」を運営するマキコーポレーションが１月２２日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は債権者約２０名に対して約１億２０００万円。近郊での競合店の増加や競技人口の伸び悩みなどから売上が減少していた。
