【島根銀行】SBIとの提携で進むDX化|ご当地銀行の合従連衡史
島根県の第二地銀、島根銀行にこれまで大きなM&Aはなかった。だが、2019年のSBIとの資本業務提携は大きな転換点となった。
菱田秀則
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2024.02.18
群馬県前橋市に本店を置く第二地銀の東和銀行<8558>は、2017年に創業100周年を迎えた老舗格の第二地銀だ。創立は1917(大正6)年6月で、現在の群馬県東部、館林市に本店を構える群馬貯蓄無尽として誕生した。翌1918年4月には本店を前橋市に移転、称号を群馬無尽と変更した。
群馬無尽は1942(昭和17)年9月、同じ群馬県内の関東無尽、上毛無尽と合併し、群馬大生無尽を設立した。そして営業区域を「群馬県一円」から、埼玉県、栃木県、東京都、長野県へと拡張していった...
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大分県の第二地銀、豊和銀行。無尽組織から相銀、さらに普通銀行への転換と第二地銀の“定番”コースを歩むが、2000年代に大きな辛苦を味わうことに……。前途に待ち受ける金融再編の荒波をどう乗り越えるか?
熊本無尽と肥後無尽がそれぞれ相互銀行、普通銀行になり合併して誕生した熊本銀行。熊本を代表する第2地銀になって以降も、隣県の金融持株会社の再編に揺れ動いた。
第二次大戦期、早い時期に県内唯一の本店銀行となった滋賀銀行。県内では圧倒的なシェアを誇るが、京都・大阪など近県大都市の開拓は、厳しい状況が続いている。