2017年第3四半期に公表された国内株式を対象とするTOBは19件でした。直前四半期の公表件数は3件、前年同期の公表件数は14件でしたので、TOB市場は活性化傾向にあります。
19件のうち、1件が親子上場会社における上場子会社の非上場化を目的として実施したものでした。また、上場子会社のファンドへの売却による上場廃止を伴う事業切り出しが1件ありました...
後編はMBOで「経営陣が会社を安く買い叩けない」理由を掘り下げる。2006年以降に発生した様々な事件やそれを受けたMBO指針が経営者を委縮させているようだ。