■TOBプレミアムの動向
2018年第1四半期のTOB全8件中、非上場会社を対象とする2件を除いた6件のTOBプレミアムの平均は23.20%、さらにマイナスのプレミアム1件を除いた5件の平均は29.75%でした。
マイナスのプレミアムを除いた平均は前年同期は38.551%、直前四半期は34.17%でしたので、下落しています...
米国長期金利の上昇傾向が鮮明となり、2018年2月に入るとそれを嫌気して米国株価が急落。日本の株価も連動して調整局面入りを思わせる推移を見せている。このような株価下落局面においては、「落ちるナイフ」銘柄へのTOBは手控えられるが、逆に「落ち切ったナイフ」といえる銘柄にはTOBが仕掛けられる可能性があると考えられる。
新進気鋭のアナリスト巽震二が送るTOBマーケットレビュー 。今回は再編が進むコンビニのミニストップ<9946>に注目だ。
新進気鋭のアナリスト巽震二が送るTOBマーケットレビュー連載開始。今回は連結グループ会社の組織再編型TOBに注目したい。総合商社は積極的に事業投資の見直しを行っており、総合商社子会社などに期待できる。