ウーバーがロシア撤退、合弁配車事業持ち株を7億ドルで売却
[21日 ロイター] - ロシアのインターネット大手ヤンデックスは21日、米配車大手ウーバー・テクノロジーズと設立した配車・カーシェア・スクーターレンタルの合弁事業ヤンデックス・タクシーのウーバー保有株を7億0250万ドルで取得したと発表した。ヤンデックスは同事業の単独オーナーとなり、ウーバーはロシア市場から撤退する。
資本流出とウクライナ戦争を巡る対ロシア制裁の観点から、ロシアからの企業撤退には政府委員会の承認が義務付けられている。ヤンデックスによると、今回の取引は承認取得済み。
ウーバーは2021年、ヤンデックスと設立したフードテック・デリバリーの合弁事業の持ち分を売却した。両社は2017年、ロシアと近隣諸国での配車事業を統合していた。
中国の国境再開や規制緩和を受けて、中国企業が絡む合併・買収(M&A)や資金調達が増えるとの見方が浮上している。