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米デュポン、樹脂部門の過半数株を投資会社に売却へ

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米化学大手デュポンは21日、デルリン樹脂部門の株式80.1%をプライベートエクイティ(PE)企業TJC(旧ザ・ジョーダン・カンパニー)に売却することで合意したと発表した。写真は、同社のロゴ。2021年4月15日にスイス・ジュネーブで撮影。(2023年 ロイター/Denis Balibouse)

[21日 ロイター] - 米化学大手デュポンは21日、デルリン樹脂部門の株式80.1%をプライベートエクイティ(PE)企業TJC(旧ザ・ジョーダン・カンパニー)に売却することで合意したと発表した。

この取引に基づく同部門の評価額は約18億ドル。

デュポンの株価は約0.8%安で引けた。

デルリンはデュポンが手がけるポリアセタール樹脂で、引張強度が高く、金属部品の代替としてさまざまな製品に使用されている。

取引は今年末ごろに完了する見通しで、デュポンは約12億5000万ドルの現金と3億5000万ドルの手形を受け取る見込み。 デュポンは昨年2月からデルリン事業の売却を模索していた。

同社は利益率の高い事業や電気自動車(EV)、第5世代(5G)移動通信システム、クリーンエネルギーなど急成長分野に注力するため、ポートフォリオの調整を進めている。

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