漢方薬大手のクラシエ(東京都港区)が、M&Aに踏み切った。
同社は2025年7月31日に、漢方薬をもとに商品化した飲食物や化粧品などを販売する「DAYLILY」(デイリリー)の企画、開発、運営を行うDAYLILY JAPAN (東京都中央区)を子会社化した。
クラシエの沿革では、山城製薬の経営権を譲り受けた1966年以降、主だった企業や事業の買収実績は見当たらない。
今回の企業買収を機にクラシエはM&Aを積極化させるのだろうか...
綿紡績大手のクラボウは半導体製造関連分野とライフサイエンス・テクノロジー分野で、M&Aに積極的に投資する。両分野で業容を拡大し、企業の成長を加速するのが狙いで、今後3年間に、企業や事業の買収に100億円を投じる。
不動産の賃貸管理、借上社宅管理、海外赴任支援からなるリロケーション事業を主力とするリログループが、M&Aを加速する。人手不足や後継者不足に直面する日本で、課題解決の手段の一つとしてM&Aを活用することにした。
中堅不動産会社のランディックスは、富裕層が求める不動産の周辺事業のラインナップ強化にM&Aを活用する。収益の継続性が高いストック性を高めるために、周辺事業の拡充に取り組むことにした。
三菱地所は2025年6月12日に、英国の不動産ファンド運用会社のPatron Capital Partnersを子会社化することを決めた。不動産投資マネジメント事業のグローバルプラットフォーム(基盤)の発展を目指す方針だ。