外食・フードサービスを対象とするM&Aが活発だ。今年は9月末までで27件(適時開示ベース)と月平均3件で推移し、年間最多だった前年(32件)を上回る勢いだ。目立つのが業態の多様化。インバウンド(訪日観光客)の急増を背景に人気のラーメンを新業態として取り込むケースが増えているほか、居酒屋が洋食レストランに進出する動きもある。
串カツ田中ホールディングスは9月半ば、郊外型のイタリアンレストランを運営するピソラ(滋賀県草津市)を買収すると発表した。95億円で全株式を12月1日付で取得する...
調剤薬局業界でM&Aの攻防が激しさを増している。アインホールディングスは「ウエルシア・ツルハ連合」の誕生で、調剤トップから滑り落ちかけていたが、大型買収を足掛かりに首位の座を守る。一方、業界2位の日本調剤は株式を非公開化を決断した。
米NBAのロサンゼルス・レイカーズが推定100億ドル(約1兆4600億円)で買収されることが明らかになった。プロバスケットボールチームの買収額の格差は大きい。米国は数千億円が当たり前だが、日本は1億円にも満たない事例が多いとされる。なぜか?
入居者が家賃を滞納した場合に、保証会社が家主に家賃を支払う「家賃債務保証サービス」業界で、M&Aに増加傾向が見られる。2020年以降、年に1件あるかないかだった件数が、2024年6月以降にわかに増えているのだ。
アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けたセブン&アイ・ホールディングスはイトーヨーカ堂など非コンビニ事業を傘下に置く中間持株会社のヨーク・ホールディングス売却で企業価値向上を狙う。買収防止のため切り離されたイトーヨーカ堂の運命は?