このような貿易プロフェッショナルとして活動していく中で、彼らは金融業においても存在感を示すようになる。この経緯に関しては、あくまで推察の域をでない。しかし、貿易量の拡大に伴って、在庫投資は大きくなり、在庫回転期間も長くなったことは容易に推察される。
そのため、運転資金の調達や運用は重要な問題となったはずだ。船団を増やすのであれば、造船資金の調達など長期固定のファイナンスを考える必要がある。ファイナンスの道理からすれば、これはかなり事実に近い推察といって差し支えないだろう...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。