本題に戻ろう。ディアスポラを契機にスペインに渡ったユダヤ教徒たち。彼らはやがてその地に定住し、経済的な自立を果たしていく。スファラディユダヤ人たちは、3~4世紀ころにはスペインの地で確固たる経済基盤を築いていたとされる。あるものは医者として、あるものは法律家として、あるものは職人として、確かな地歩を築いていった。
移民としてイベリア半島に定住した彼らにとって、生きる道とは手に職をつけることだった。プロフェッショナルになる。それこそがユダヤ教徒の生きる道だった...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。