第二地銀のない埼玉県において、県内企業・県民にとって重要な役割を果たすのが信用金庫である。県内にはいくつかの信用金庫があるが、中でも埼玉縣信用金庫は店舗数や営業エリアなどの規模感において他の県内信金の追随を許さない。
2023年の埼玉県内企業のメインバンク調査(帝国データバンク)でも、首位は埼玉りそな銀行(16891社)であるものの、地銀の武蔵野銀行(7439社)と肩を並べるレベル(6467社)にある。
なお、誰もが不思議に思うが、なぜ「埼玉縣」と旧字体の「縣」を使っているのかを確認してみたが、明快な回答はなかった...
茨城県のトップ地銀は常陽銀行だが、他の第二地銀もユニークなM&Aの歴史を持っている。そんな茨城県出身の2行を見ていく。
2022年2月に創業80周年を迎えた岩手県の北日本銀行<8551>。「きたにほん」ではなく、「きたにっぽん」が正しい読み方で、旧相互銀行の流れを汲む北東北唯一の第2地銀である。