地銀再編が叫ばれる中、いわゆる第一地銀と、相互銀行から普通銀行に転換した第二地銀の統廃合が続いている。県別に見ると、新潟県の第四銀行と北越銀行が合併した第四北越銀行、三重県の三重銀行と第三銀行が合併した三十三銀行、福井銀行による福邦銀行の子会社化など、徐々にではあるものの“1県1地銀”が浸透してきた。
長野県も、その一つだ。かつては県内に八十二銀行(長野市)と長野銀行(松本市)が存立していた。だが、2023年6月に長野銀行は株式交換により八十二銀行の完全子会社となる経営統合を行った。2026年1月に合併し、八十二長野銀行としてリスタートする...