M&A Online読者の皆様、あけましておめでとうございます。今年も新年早々、1月公開映画おすすめ5作品を公開日順にご紹介します。
ラインナップ的には2022年11月~12月の大作攻勢がひと段落といったところでしょうか。興行規模としては若干コンパクトになっている様子です。ただ、その分、バラエティに富んだ並びになっていて、“映画初め”にはちょうど良いのではないでしょうか。
大作では、キムタク主演・東映の勝負作『レジェンド&バタフライ』の公開が月末に控えています。
バイオテロの標的となった旅客機と乗客乗員の姿をリアルタイムで描いた韓国製航空パニック大作が1月6日公開となります。
日本でもお馴染みの存在でハリウッドでも活躍する国際派スターのイ・ビョンホンと『パラサイト 半地下の家族』などの主演で知られる韓国の名優ソン・ガンホが3度目の共演。イ・ビョンホンはトラウマを抱える元パイロットとして騒然とする旅客機を支え、ソン・ガンホは刑事として事件解決のため地上で奔走します。
映画『非常宣言』オフィシャルサイト (klockworx-asia.com)
2021年の4月期にフジテレビ系月9枠で放映されたリーガルドラマ「イチケイのカラス」の映画版が1月13日公開となります。主演の竹野内豊や黒木華、小日向文世らが続投するほか斎藤工、向井理、尾上菊之助など豪華な面々が映画化に合わせて登場します。
物語はドラマからの2年後。地方に異動していた主人公・みちおは史上最年少の防衛大臣が絡む傷害事件を取り扱うことになってという展開です。映画に合わせて新作スペシャルドラマ「イチケイのカラス スペシャル」が1月14日に放映予定です。
映画『イチケイのカラス』公式サイト (ichikei-movie.jp)
ハリウッドでアカデミー賞受賞作品を含む多くの名作・大作を手掛けた大物映画プロデューサー、ハーベイ・ワインスタインの性的暴行を告発したニューヨークタイムズの2人の女性記者の回顧録が映画化。
閉鎖的な映画業界で妨害や拒絶を受けながらも真実を求めて奔走する姿を描きます。
後に「#MeToo(私も)」運動へと続くムーブメントの発端ともなった出来事であり、日本でも被害者が声を上げたことでセクハラ被害が明らかになった同様の事案は少なくありません。現在進行形な事柄の映画と言えるかも知れません。
映画『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』公式サイト (shesaid-sononawoabake.jp)
2017年の監督デビュー作『ウィッチ』、2021年の『ライトハウス』と作品を公開するごとに批評家から絶賛を浴びているロバート・エガース監督の3作目。監督が手掛けた初のアクション大作とあって、早くも期待が高まっています。
9世紀のスカンジナビア、ヴァイキングを舞台に一人の男の復讐譚を描きます。制作を兼任したスウェーデン出身の俳優、アレクサンダー・スカルスガルドが主演を務め、ニコール・キッドマンやイーサン・ホーク、歌姫ビョークなど豪華キャストが脇を固めます。監督の過去作に出演したアニャ・テイラー=ジョイやウィレム・デフォーも出演しています。
映画『ノースマン 導かれし復讐者』オフィシャルサイト|2023年1月20日(金)公開 (northman-movie.jp)
東映が70周年記念作品として総製作費20億円投じた大作時代劇。レジェンドこと織田信長とバタフライこと帰蝶(濃姫)の物語を軸に信長の天下統一への物語を描きます。
信長が本能寺の変で命を落としたのが数え年で49歳の時、そして撮影当時の木村拓哉は49歳とまさにこのタイミングでしかないという感じですね。撮影の合間に木村拓哉と伊藤英明が參加した「ぎふ信長まつり」では、動員数が46万人と大いに沸き、キムタク経済効果を見せつける格好となりました。
監督は『るろうに剣心』5部作を完走した大友啓史、脚本が2023年の大河ドラマ「どうする家康」の古沢良太。過去にもキムタクと共演経験のある綾瀬はるか帰蝶を演じています。1月の公開作品では文句なしの話題作といえるでしょう。
映画『レジェンド&バタフライ』公式サイト|1月27日(金)公開 (legend-butterfly.com)
これらの作品以外にも中井貴一&佐々木蔵之介主演の『嘘八百なにわ夢の陣』、2018年に公演された舞台作品を同じ監督(三浦大輔)&主演(藤ヶ谷太輔)で映画化した『そして僕は途方に暮れる』、賞レースを賑わしているブラックコメディ映画『イニシェリン島の精霊』、アニメ化50周年と原作40周年のメモリアルコラボ『ルパン三世VSキャッツ・アイ』などが公開予定です。
文:村松健太郎(映画文筆屋)/編集:M&A Online編集部
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