メガバンクの行員であればよほど変な滞納をしていない限り、住宅ローンやクレジットカードの審査に落ちることはない。ローンの審査に落ちる人は意外と多いのでメガバンク行員ならではのメリットだろう。 また、勤めている銀行で住宅ローンを利用すれば金利の優遇を受けられるのもメリットだ。
銀行員のイメージに「出向」を思い浮かべる方も多いのではないだろうか。
確かに銀行員は50歳前後で出向するのが一般的だ。10年くらい前までは出向をすると大きく給料は下がった。しかし今は定年が65歳になり、給料の下がり方もだいぶ緩やかになっている。
役職定年は51歳であるものの、課長クラスでも出向後の年収は700万円程度は確保できる。決して高くない給料かもしれないが悪くもないだろう。
今回は銀行員の待遇について紹介した。とかく何かと言われがちな銀行員だが決して待遇は悪くない。メガバンクを中心に採用人数を大幅に減らしているので、入行するのは大変かもしれないが目指してみるのも良いだろう。
また最近はアクチュアリー(保険数理人)などの専門職の採用が増えているので、理工系の方も視野を広げてみてはいかがだろうか。
文:渡辺 智(メガバンクに11年勤務。法人営業・個人営業に従事)
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