相次ぐゴルフ場の民事再生 埼玉・児玉カントリー倶楽部も

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公開日付:2018/03/14

~預託金返還請求への対応が困難となり~

 (株)児玉カントリー倶楽部(TSR企業コード:296365556、法人番号:7011601010421、本庄市児玉町秋山3012、設立平成14年4月5日、資本金1000万円、市川勝俊社長)は3月13日、さいたま地裁に民事再生法の適用を申請した。申請代理人は服部弘志弁護士(シティ法律事務所、港区虎ノ門1-1-28)ほか。監督委員には中澤和美弁護士(荒木法律事務所、さいたま市浦和区高砂2-3-18) が選任された。3月19日(月)午前10時より、本庄商工会議所(本庄市)で債権者説明会を開催予定。
 負債総額は約96億3200万円(平成29年8月期決算時点、うち会員約860名からの預託金債務約90億5000万円)。

児玉カントリー倶楽部(ゴルフ場入口)
児玉カントリー倶楽部(ゴルフ場入口)東京商工リサーチ

 都心に近く、長年の会員も多いゴルフ場「児玉カントリー倶楽部」(10254ヤード、27ホール・パー108、関越自動車道花園ICから約20分)を運営。ピーク時には約6億円の年間売上高をあげていたが、その後は、ゴルフ人口・来場者数の減少などもあり、28年8月期売上高は1億1681万円に落ち込んだ。29年8月期売上高は3億1664万円に回復したが、7500万円の当期純損失を計上し、債務超過額が拡大。会員への預託金返還請求への対応が困難となり、今回の措置となった。

東京商工リサーチ TSR速報 より

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