昨日、2018年4月27日に開催された第3回南北首脳会談。北朝鮮の最高指導者が初めて38度線を越えたとして、世界的な注目が集まった。そこで、韓国と北朝鮮の歴史や関係性が学べる映画3本を紹介する。 

【1】JSA(2000年)

JSA

JSAとは“Joint Security Area”の略で、韓国軍とアメリカ軍が中心の国連軍と北朝鮮軍が共同警備にあたる区域のことをさす。南北首脳会談が行われた板門店もJSAだ。
そんな南北分断を象徴するJSAを舞台にした一作。JSAで起きた射殺事件を巡り、生き残った南北の兵士たちの供述が食い違う事態に。中立国監督委員会は、真相を探るべく、韓国系スイス人の女性将校・ソフィーを派遣するが、彼女を待ち受けていたのは予想外の“真実”だった。南北の兵士たちの友情と交流、その顛末を描き、本国・韓国では社会現象となった。 


【2】シルミド(2003年)

シルミド

「シルミド(実尾島)事件」をベースに、自国の恥部に正面から向き合った意欲作。
北朝鮮が仕掛けた韓国大統領府「青瓦台」への襲撃未遂事件の報復として、韓国政府は北朝鮮の最高指導者・金日成の暗殺計画を極秘に進めていた。1968年4月、韓国政府は死刑囚を含め31人の重犯罪者たちを無人島のシルミドに送り込み、暗殺部隊となる684部隊を作り上げる。過酷な訓練を生き延びた684部隊のメンバーは一流の兵士へと育つが、政府の方針変更により、暗殺計画は中止に。さらに、政府は684部隊の抹殺を軍に命じる。
長い間封印されてきた歴史にスポットを当てたことで、韓国では大きな反響を呼んだ。その影響は政府にまで届き、韓国政府は事件の真相追及を決定している。

【3】高地戦(2011年)

高地戦

朝鮮戦争末期の1953年、南北境界線付近の高地で繰り広げられていた熾烈な攻防戦を描いた映画。前線の部隊に人民軍の内通者がいるとの疑いがあり、韓国防諜隊中尉ウンピョが送り込まれる。そこで、ウンピョはかつての戦友であるスヒョクと再会するが、彼はウンピョの知っているスヒョクではもはやなかった。
激しい戦闘シーン、極限状態に追い込まれていく兵士たちの描写はリアリティあふれ、見ているだけで胸が痛む。

 

同じ民族同士が戦わなくてはならないこと。どの作品も、その深い哀しみをまざまざと見せつけられる映画だ。これらの作品を見て、改めて今回の南北首脳会談の意味を考えてみてはどうだろうか。

まとめ:M&A Online編集部