連結会計におけるM&A仕訳を全8回にわたって解説しています。本稿はその第3回に当たります。前回の「株式譲渡」が会社をまるごと売買する方法だったのに対して、今回のテーマである「事業譲渡」は会社のうち特定の事業に関連する資産や負債のみを売買する方法といえます。
このような事業譲渡が行われた場合、連結会計にはどのような影響があるのでしょうか。早速、事業譲渡を行った場合の連結仕訳を確認していきましょう...
人員削減などのリストラを伴う合併では、合併後の決算にどのような影響が生じるのでしょうか。合併時の会計処理の基本にも触れながら紐解いてみたいと思います。
株式移転は新会社を設立し、全株式を新会社の株式と交換する”多対多”の集団的な取引です。株式交換と類似した会計処理を行いますが、株式移転はM&A当事者の両方とも完全子会社となるため、どちらの会社が取得企業となるかを判定する必要があります。