こんにちは、公認会計士の岡 咲(おか・さき)です。(ペンネームです。会員検索してもこの名前では出てきませんので、悪しからず。)
連載第5回は、個別会計における株式移転の仕訳について説明します。
前回の株式交換では、取得企業が新株を発行し、被取得企業(取得対象会社)のすべての株主が保有するすべての被取得企業株式と当該新株を物々交換するという”1対多”の集団的な取引でした...
今回は株式交換の個別会計の処理(仕訳)について説明します。株式交換は完全親子会社をつくる手法です。取引が「1対多」の集団的なものとなるため、参加者の属性ごとに経済的実態が異なり、そのためどの当事者かによって準拠すべき会計基準も異なります。