こんにちは、公認会計士の岡 咲(おか・さき)です。(ペンネームです。会員検索してもこの名前では出てきませんので、悪しからず。)
今回は個別会計における合併の仕訳について説明させていただきます。
前回までの各種取引は、法人格そのものには影響のない、株主を入れ替える、または資産・負債を入れ替えるだけの取引でした。これに対して合併は、複数の企業が法人格を一つに融合させる取引となります。
合併には「吸収合併」と「新設合併」という2つの方法があります...
株式移転は新会社を設立し、全株式を新会社の株式と交換する”多対多”の集団的な取引です。株式交換と類似した会計処理を行いますが、株式移転はM&A当事者の両方とも完全子会社となるため、どちらの会社が取得企業となるかを判定する必要があります。