蔵の街・栃木。栃木の金融は栃木市から足利市、県南部で発展してきた(つきのさばく/photoAC)

足利銀行には2003年11月に特別危機管理の開始が決定された。いわば、破綻して一時国有化されたのである。その経緯について、簡単に触れておきたい。
1990年頃、地銀トップクラスの預金量であった足利銀行では、バブル崩壊、失われた10年を経て、2000年、2001年と上野百貨店やシモレン、日本ビューホテルなどの大口の融資先の倒産に見舞われた。と同時に多額の融資が不良債権化した。「見舞われた」というと、ちょっと違うかもしれない...