自動運転技術開発プラットフォーム Intel Go

インテルは今年1月にIntel Goという自動運転技術開発プラットフォームを発表しました。Car(自動車:車載エレクトロニクス)、Connectivity(接続:第5世代移動通信システム)、Cloud(クラウド:データセンタ)で構成されています。これらの要所要所に自社のAtomやXeonといったCPU、旧アルテラのFPGA、マシンビジョンや機械学習の技術が生かされることになります。

第5世代移動通信システムの接続技術について、インテルは自社でモデムを開発しています。車載での用途は、地図情報のダウンロード、センサデータのアップロード、Over-the-airソフトウェア管理、車内インフォテイメント、車車間通信、車インフラ間通信などです。

これに関連して、インテルは今年1月にHere(欧州の主要自動車メーカが共同出資しているクラウド地図サービス企業)への出資を発表しました。自動運転車が高解像度の地図情報をリアルタイムでダウンロードして利用できるアーキテクチャの概念実証で協力することになっています。

【インテルによるM&A(2016年~)】

2017年3月 Mobileye (自動運転車向けマシンビジョン;$15.3B)
2016年11月 VOKE (VRライブ中継)
2016年11月 MAVinci (無人機システム)
2016年9月 Soft Machines (仮想マルチコアCPU;$250M)
2016年6月 Movidius (ビジョンプロセッサ;$400M)
2016年8月 Nervana (機械学習;$480M)
2016年5月 Itseez (コンピュータビジョン)
2016年4月 YOGITECH (機能安全の半導体IP)
2016年3月 Replay (3Dビデオ再生技術;170百万ドル)
2016年1月 Ascending (RealSenseカメラ × 無人機衝突回避アルゴリズム)

【最近のテクノロジーM&A案件】

最近2~3週間で話題になったテクノロジー関連のM&Aは下記の通りです。

☆Mobileyeをインテルが買収(自動運転車向けマシンビジョン;$15.3B)
・Souqをアマゾンが買収(中東Eコマース;$650M)
・TeadsをAlticeが買収(通信キャリア × ビデオ広告;$308M)
・BI-SAMをFactSetが買収(金融データ解析;$205M)
・Arctic Sandを村田製作所が買収(パワー半導体;70億円)
・Pritle.をBinckBankが買収(オンライン銀行 × 資産運用アプリ;$14M)
・StelligentをHOSTINGが買収(DevOps自動化)
・WorkflowをAppleが買収(iOSアプリ連携自動化
・CalReplyをROKTが買収(Eコマース新規顧客開拓 × カレンダーマーケティング)
・VerdiをNComputingが買収(デスクトップ仮想化
・RAGE FrameworksをGenpactが買収(業務プロセス自動化)
・ModClothをウォルマート/Jet.comが買収(女性アパレル)
・taggaをCampaign Monitorが買収(Eメールマーケティング × 顧客データ)
・TrueをPVH(カルバンクライン/トミーヒルフィガー)が買収(女性下着)
・Corona LabsをUpsight/Appodealが買収(アプリ開発ツール)

記事提供:TransCap

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