手形交換は、金融機関が手形や小切手などを持ち寄って交換する民間の決済制度。明治12年に大阪手形交換所が最初に開設され、手形や小切手の流通増につれて全国各地に手形交換所が開設された。
手形交換所は、高度経済成長期の1968年には100カ所を超え、1987年、1988年、1997年に最多の185カ所を数えた。その後は銀行の統廃合、手形振出の減少などで廃止が続き、2017年は2カ所が廃止され、107カ所となった。ピークの1997年の185カ所に比べると42.1%(78カ所)減少している。
2013年2月に運用が始まった全国銀行協会の「でんさい」は、2017年(1-12月)の金額が14兆9,128億3,700万円と、2016年の11兆1,683億2,000万円から3割(33.5%)増えた。
スタート元年の2013年(11カ月)の1兆495億1,000万円と比べると4年で14.2倍(1,320.9%増)に急拡大している。
2017年のでんさい額を業種別でみると、構成比は「卸売業・小売業」が42.9%(前年41.6%)、「製造業」が39.6%(同40.0%)で前年とほぼ変わらず、この2業種で8割を占めている。
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