米デュポン、樹脂部門の過半数株を投資会社に売却へ
米化学大手デュポンは21日、デルリン樹脂部門の株式80.1%をプライベートエクイティ(PE)企業TJC(旧ザ・ジョーダン・カンパニー)に売却することで合意したと発表した。
[ニューヨーク 24日 ロイター] - プライベートエクイティ(PE)のロアーク・キャピタルは24日、米サンドイッチチェーンのサブウェイを買収することで合意した。事情に詳しい複数の関係筋によると、同社の債務を含めた価値を最大95億5000万ドルと評価する内容となった。
同筋によると、全額の支払いを受けるにはサブウェイのキャッシュフローが買収完了後に一定水準に達する必要がある。このアーンアウトと呼ばれる条項を除くと買収額は89億5000万ドルになる。
この条項はサブウェイを所有するデルーカ家・バック家とロアークとの間の評価見通しギャップを埋めるのに役立ったという。
両家はサブウェイの強力なブランド力と国際的な成長力から100億ドル以上での身売りを望んでいたが、ロアーク側は米国での事業は飽和状態にあると判断し、それほどの価値はないと反論した。
関係筋の1人によると、ライバルのサンドイッチチェーン「ジミー・ジョーンズ」などを所有するロアークは、反トラスト法(独占禁止法)規制当局がこの買収を阻止した場合、サブウェイのオーナー側に取引額の4%に相当するブレークアップ・フィーを支払うことになる。
買収完了までには12カ月の猶予があるという。
ジミー・ジョーンズは米43州で2600店以上を展開。サブウェイは100カ国以上で3万7000店舗以上を展開している。
24日に買収を発表したロアークとサブウェイは条件についてはコメントを避けた。
米化学大手デュポンは21日、デルリン樹脂部門の株式80.1%をプライベートエクイティ(PE)企業TJC(旧ザ・ジョーダン・カンパニー)に売却することで合意したと発表した。
米投資会社カーライル・グループが7日発表した2022年第4・四半期決算は、株主配当に充てる資金を示す分配可能利益が前年同期比52%減の4億3300万ドルだった。