科目別勉強法(租税法)|公認会計士になるための勉強法(10)
31歳で働きながら公認会計士を目指した筆者の独断と偏見による試験合格に役立つ勉強法を連載形式でお届け。今回は論文式科目の「租税法」についてアドバイスする。
ゼミ生の的場伊吹(3年生)さんのグループはアーティストとライブハウスをマッチングするビジネスを考案中。的場さん自身がバンド活動をしている時に、ライブハウスとのやり取りで不便さを感じたことから、このテーマを提案。他のゼミ生とともに事業化に向けてのアイデアを絞っているところ。「もともと悩んでいたことなので、ぜひ事業化したい」と意欲的だ。
また、ゼミ生の小河由実(4年生)さんのグループは現在10件ほどのテーマについて検討を加えており、近く1つに絞り込む予定。その後、選択したテーマについて外部環境、内部環境、市場性などを調査し、事業化に向けた検討を加える。ゼミについては「起業につながらなくてもマーケティングなどの企業で必要な知識が得られる」と積極的に参加している。
【松田千恵子(まつだ・ちえこ)教授の略歴】
首都大学東京大学院 経営学研究科 教授、首都大学東京 経済経営学部 教授
日本長期信用銀行にて国際審査、海外営業等を担当後、ムーディーズジャパン格付けアナリストを経て、コーポレイトディレクション、ブーズ・アンド・カンパニー(旧ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン)でパートナーを務める。
2011年より現職。専門は経営戦略、財務戦略。資本市場と企業経営との関係にまつわる諸事情に関する研究、教育に注力している。公的機関の経営委員や上場企業の社外取締役、社外監査役を務める。
著書「格付けはなぜ下がるのか~大倒産時代の信用リスク入門」(日経BP社)、「ファイナンスの理論と実務」(金融財政事情研究会)、「成功するグローバルM&A」(中央経済社)、 「グループ経営入門 第三版」(税務経理協会) 、「これならわかるコーポレートガバナンスの教科書」(日経BP社) 、「コーポレートファイナンス実務の教科書」(日本実業出版社)など。
東京外国語大学外国語学部卒、仏国立ポンゼ・ショセ国際経営大学院経営学修士、筑波大学大学院企業科学専攻博士課程修了。博士(経営学)
【首都大学東京の紹介】
首都大学東京は2005年に「東京都立大学」「東京都立科学技術大学」「東京都立保健科学大学」「東京都立短期大学」の4大学が統合して誕生した。
人文社会学部、法学部、経済経営学部、理学部、都市環境学部、システムデザイン学部、健康福祉学部の7学部と学部とつながった7大学院がある。
2018年5月時点の学生数は学部が6883人、専攻科が10人、大学院が2193人の合計9086人。内訳は男子学生5639人、女子学生3447人で、このうち中国からの365人をトップに545人の留学生が在籍する。
東京都八王子市の南大沢キャンパスをメーンに、東京都日野市の日野キャンパス(システムデザイン学部3年-4年生)、東京都荒川区の荒川キャンパス(健康福祉学部2年-4年生)の3カ所にキャンパスがある。2020年には15年ぶりに「東京都立大学」の校名が復活する。
取材・文:M&A Online編集部
31歳で働きながら公認会計士を目指した筆者の独断と偏見による試験合格に役立つ勉強法を連載形式でお届け。今回は論文式科目の「租税法」についてアドバイスする。