安藤氏は、チキンラーメンの量産に成功した後、模倣品の乱発もあり、自身が開発した即席麺の製造技術を積極的に特許化します。そして模倣品の乱立を防ぎつつ、知財を他社にライセンス供与して収益化を図ると同時に、即席麺の市場全体の拡大に大きく貢献します。
実はこれ、本コラムで何回か取り上げてきた、CJM(カスタマー・ジャーニー・マップ)の第4象限「テックギークスタートアップ」の戦略と類似するものです。この戦略の詳細は次回のコラムで書きますが、まずは下図をご覧ください...
アプリが誕生して12年。その草創期から株式会社ヤプリはアプリに関わってきた。同社はスマートフォンやタブレット端末などだからこそ表現できる挙動が可能なアプリの開発を進める。その事業にCFOとして2017年から携わっているのが角田耕一氏だ。
ベンチャーエンタープライズセンターがまとめた2017年度の国内ベンチャーキャピタル(VC)による投資金額は1976億円と前年度を29.2%上回った。ただ国際比較すれば、米国9.5兆円、中国3.4兆円に対して、その差が歴然としている。
2017年2月、キャラクターおよび物語の企画原案・開発・制作、その輸出入・ライセンスビジネスを手がけるユニークなベンチャーが誕生した。社員3人のバンブルマン株式会社だ。キャラクタービジネスにおいてM&Aによる事業拡大はあり得るのか。