まだ誰も見ぬ“ブルーオーシャン”。未開拓の市場を見つけ、切り開いていった先人たちがどのようにしてビジネスチャンスをつかみ、事業を立ち上げていったのか。経験に基づいた話から新規事業のヒントを探っていく。
今回も前回に引き続き、ネコ専用アパートの経営およびコンサルタントを行う木津イチロウ氏に話を伺った。ネコ専用アパート経営のその先には、壮大な社会的使命を見据えていた。

ウェブサイトやブログで自ら発信

自宅であるネコ専用アパート「Gatos Apartment」について、ウェブサイトやブログなど自身の手で発信していくうちに、「どうやってネコ専用アパートを建てたのか」「見学したい」といった問い合わせがたくさんあったという。
実は、入居の問い合わせも自前のウェブサイトやSNS経由がほとんど。入居者の募集に際しては、「SUUMO」や「Yahoo!不動産」などの大手不動産情報サイト、ペット専門サイト、オシャレ系不動産情報サイトにも掲載したそうだが、これまで入居した人たちは自前のウェブサイトやSNS経由で申し込みをしてきた人ばかりだ。その結果を木津氏は次のように考察する。

掲載先
大手不動産情報サイト他物件に埋もれてしまう、平均よりも高めの家賃など検索条件に引っかかりにくい
ペット専門サイト当時、サイト来訪者のマインドは「ペット=犬」だった
オシャレ系
不動産情報サイト
問い合わせや内見はあるものの、ネコを飼っていない/飼うつもりもない人たちだった
「僕もネコ好きなので、自分で発信していると自ずとネコ好きの人たちが集まってくるんです。グラスルーツですよね。求めている人にきちんとリーチする確度が高まったのだと思います」(木津氏)