キャッシュリッチ(現金預金残高が多い)の割には、売上高利益率が低いのは、日本企業が積極的な投資をして来なかったからであると考えられています。社外取締役が経営者を叱咤激励して、積極的なリスクテイクを促すことにより、「稼ぐ力」が強化できることがあるでしょう。
しかし、政府としては「稼ぐ力」を高めるためにはコーポレートガバナンス強化と謳った手前、なんらかの証拠を示す必要があります...
東芝の過去の決算の利益の減額は総額2248億円にのぼるそうだ。不適切会計の発覚後、金額の大きさに加えて、いわゆるガバナンス優良会社と言われてきた会社の不祥事ということで非常に大きな注目を集めた。その東芝の不適切会計の要因の一つに、「チャレンジ」と称する業績プレッシャーがあったということが第三社委員会報告書でも指摘されている。不正の要因の1つに「プレッシャー」があるとされていることから今回は、プレッシャーについて少し考えてみる。
聞き慣れない方もいる、D&O保険。役員が損賠賠償訴訟を起こされるときにかかる費用を補償するための保険である。保険料は会社が負担していいのか? どういうときに支払われるのかなど、D&O保険について説明する。