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【西日本鉄道】北部九州を制する鉄軌道5社の資本統合(後編)

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昭和51年当時の西鉄福岡市内線( c6210 / PIXTA)

かつて、名将三原脩監督が率い、稲尾和久・中西太・大下弘・豊田泰光・仰木彬・高倉照幸らの名選手を擁し「野武士軍団」と呼ばれた、めっぽう強いプロ野球の球団があった。福岡市の平和台球場を本拠地とする「西鉄ライオンズ」である。

この西鉄ライオンズの親会社である西日本鉄道は、北部九州を営業基盤とする九州電気軌道、九州鉄道(現在のJR鹿児島本線の母体となった九州鉄道ではない)、博多湾鉄道汽船、福博電車、筑前参宮鉄道の鉄軌道5社が合併することによって1942年に誕生した。この西日本鉄道の成立に至る資本合同の歴史を、『西日本鉄道七十年史』『西日本鉄道百年史』などを参考に探ってみよう...

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