「APV」って何の略?【M&A用語クイズ】

alt

企業の合併や買収を意味する「M&A」には、多くの専門的な言葉が使われます。身近になりつつあるとはいっても、この難しい用語がM&Aの理解を阻む一因ともなっています。あなたは用語の意味が分かりますか?

・・・・・・・・・・・・

APVとは

APVはAdjusted Present Value(アジャステッド・プレゼント・バリュー=調整現在価値)の略で、エーピーヴイと読みます。FCF(フリー・キャッシュ・フロー)の価値と、節税効果の価値に分けて企業価値を計算する方法で、無借金であることを前提に計算したうえで、これに借入金による節税効果を加えて企業価値を算出します。

借入金が大きく膨らむ可能性のあるM&Aなどを実施する企業の価値評価に向いており、買収対象企業のキャッシュフローを担保に買収資金を調達するLBO(レバレッジ・バイ・アウト)などがその代表的な例です。このほか破綻企業の評価などにも用いられます。

企業価値評価法としては、将来のフリーキャッシュフローを、現在価値に割り引いて評価するDCF(ディスカウンテッド・キャッシュ・フロー)法がありますが、借入金などが大きく変化するようなケースには適していません。

文:M&A Online編集部

M&A Online編集部

M&Aをもっと身近に。

これが、M&A(企業の合併・買収)とM&Aにまつわる身近な情報をM&Aの専門家だけでなく、広く一般の方々にも提供するメディア、M&A Onlineのメッセージです。私たちに大切なことは、M&Aに対する正しい知識と判断基準を持つことだと考えています。M&A Onlineは、広くM&Aの情報を収集・発信しながら、日本の産業がM&Aによって力強さを増していく姿を、読者の皆様と一緒にしっかりと見届けていきたいと考えています。


NEXT STORY

調整現在価値法(APV)とは?|企業価値のアプローチと評価手法(6)

調整現在価値法(APV)とは?|企業価値のアプローチと評価手法(6)

2018-07-11

連載6回目の今回は、企業の資本構成が大きく変化する場合や税率の変更が予想される場合に用いられる「調整現在価値法」について紹介する。