酉年に設立された法人の売上高(単体)トップは、2016年10月に三菱自動車の筆頭株主になった日産自動車の3兆4,934億円。以下、納入したエレベーターが世界最速とギネスに認定されたと2016年12月に公表した総合電機メーカーの三菱電機の2兆6,757億円、2017年に創業100年を迎え同年4月に「スバル」に商号変更する富士重工業の2兆834億円など。売上高1兆円以上は11社。
設立年別では、2005年が7万4,736社(構成比46.5%)で最も多かった。次いで、1993年の3万2,539社(同20.2%)、1981年の2万4,432社(同15.2%)と続く。
酉年に設立された法人のうち、設立から30年未満は10万7,275社と全体の6割(同66.8%)を占める。一方、100年以上前に設立された法人はわずか43社(同0.02%)にとどまり、長い間、法人を維持することの難しさが浮き彫りとなった。
産業別では、サービス業他が4万8,124社(構成比29.9%)と最多。以下、建設業3万1,083社(同19.3%)、製造業1万8,943社(同11.8%)、小売業1万8,400社(同11.4%)、卸売業1万5,151社(同9.4%)、不動産業1万3,274社(同8.2%)が1万社以上だった。
業種別では、5番目に医療,福祉事業が入った。このうち、2005年設立が4,837社(同54.2%)、1993年設立が2,714社(同30.4%)と、平成に入って設立された法人が8割(同84.7%)を占め、将来の高齢化社会を見据えた動きがみえる。