三重県では百五銀行をトップに、三重銀行と第三銀行が追随するような関係が長らく続いた。だが、2021年5月に三重銀行と第三銀行が合併し三十三銀行が発足して以降、トップ行を2地銀が追随するという関係が変わった。
その勢力関係を端的に示すと、「県内メインバンク社数トップは百五銀行で変わらないものの、県内シェアはわずかに低下。二番手の三十三銀行も県内シェアはわずかに低下。代わって台頭してきたのが、桑名三重信金や北伊勢上野信金の信金勢だ。県内メインバンク社数の順位は県内3位、4位と変わらないものの、2信金は社数・シェアとも伸ばしている」という状態である...