その情報は、同行にとってまさに寝耳に水だっただろう。2003年のクリスマス、12月25日未明に「銀行がつぶれるそうです」というある女性のメールがチェーンメールとなり、同日の営業開始時刻から取り付け騒ぎが発生した。本店前、支店にも、不安を覚えた顧客の列が連なった。この騒ぎにより、引き出されたり解約されたりした預金は約500億円になったといわれる。
「翌日には沈静化したものの、デマが瞬時に広がる情報化社会の危うさを露呈する事案であり、情報の正確さと価値を判断する能力を持つ大切さを教訓として残した」...