プロ野球球団の経営に進出

神様、仏様、稲尾様(2016BBMベースボールカード/FUSIONより)

西鉄は、1942年11月にプロ野球球団の経営に進出した。名古屋新聞(中日新聞の前身の一つ)代表の大宮伍三郎から大洋野球倶楽部の株式3,800株を譲受し、経営を引き継いだのである。球団は、1943年2月から「西鉄軍」として活動を始めたが、戦局の悪化にともない44年には解散を余儀なくされた。

しかし西鉄は戦後の1946年、早くも西鉄ノンプロチームを立ち上げた。そして、それを母体に1949年に「西鉄クリッパーズ」を設立した。この西鉄クリッパーズが、1951年1月に西日本パイレーツと合併して西鉄ライオンズと称し、冒頭で述べたように個性的な選手を擁する大変魅力的なプロ野球球団となったのである。


文:老川 慶喜(跡見学園女子大学教授・立教大学名誉教授)