【名古屋鉄道】馬車鉄道から大手私鉄への成長の軌跡(前編)

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
旧名鉄美濃町線美濃駅(蒼/写真AC)

名古屋電鉄市内線の名古屋市への譲渡

名古屋電気鉄道は、明治末期になると市内線の市営化という問題に突き当たることになった。市内線に対する名古屋市民の批判が高まり、運賃の値下げ、始終発時間の延長、線路・車両など設備の改善、周辺の電鉄との連絡を便利にすることなどが要求された。名古屋市の都市化に伴い、市民が名古屋電鉄市内線に対する関心を高めるとともに、名古屋電鉄の高収益に反発していたのである。そうしたなかで、大阪、東京、京都と同じように、名古屋でも市内電車を市営化すべきであるという世論が高まりをみせた...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

NEXT STORY

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5