【M&A仕訳】株式移転(連結会計編)
株式移転は100%親子会社関係を作るための組織法上の行為を指します。株式移転の特徴を紹介するとともに、株式移転を行った場合の連結仕訳を確認していきたいと思います。
北川ワタル
| 2018/11/15
2018.11.15
仮にA社には100%親会社であるP社が存在していたとしましょう。この親会社P社が作成する連結財務諸表にはどのような影響があるでしょうか。これまで100%子会社であったA社がグループ外のB社を吸収合併した今回のケースでは、B社の従来株主に対してA社の株式を発行しています。そのため、P社の持分は100%より低くなります。
合併で受け入れた資産や負債はすでにA社の個別決算書に反映されていますので、連結会計上はP社の持分割合が減少したことについての処理が必要となります...
株式移転は100%親子会社関係を作るための組織法上の行為を指します。株式移転の特徴を紹介するとともに、株式移転を行った場合の連結仕訳を確認していきたいと思います。