前編では、怒りやイライラをうまくマネジメントするには、自分の感情のサインに気づき、適切な「応急処置」をとることが重要だということが分かりました。後編では、心身の安定に効果的な具体策をご紹介します。
関連記事はこちら
・仕事の「イライラ」や「怒り」とうまく付き合う、4つの対処法(前編)
「人に怒りを見せるのはみっともない」「イライラしていることを人に知られたくない」、などと感じている人もいるかもしれません。しかし、適切な方法で感情を発散させるのは、心の安定のためには重要です。
悩みごとや困りごとは、抱え込まずに誰かに共有してみましょう。
「案外と些細な悩みだった」「苦しいのは自分だけではなかった」と気づけたり、新しい考え方や解決策に出会えたりして、多少なりとも気分がラクになるはずです。
そして時には、心理カウンセラーや精神科医などに相談するのも、自分の「怒り」とうまくつきあう手段のひとつ。しっかり休み、専門家の力を借りてメンタル管理を行うのも、健康に仕事をつづけるための立派な決断です。
適度な有酸素運動は、健康だけでなく、精神の健やかさを保つのにも効果をもたらします。
しっかりとした運動でなくともかまいません。気分転換にぜひ、身体を動かしてみてください。
▼【例】手軽に取り組みやすい運動いろいろ
ウォーキング/ストレッチ/スクワット/ジョギング/ヨガ/ピラティス/
水泳/サイクリング/なわとび/太極拳/エアロバイク など
ひとりで運動するのもよいですし、運動仲間を見つけたり、定期的にジムや教室に通ったりするのもよいでしょう。無理のない範囲で、ぜひ身体を動かしてみてください!
さて、ここまで「怒り」を対処するために「積極的に何か行動する」方法をご紹介しましたが、逆に、「何もしない」というのも、きわめて有効な休息方法です。
あなたは、休日にゆっくり休めていますか?
慢性的に疲労が蓄積すると、いつもよりイライラしたり、怒りやすくなってしまうものです。
「どれだけ寝ても疲れが取れない」「疲れているのに眠れない」「仕事で経験したイライラ・モヤモヤを引きずり続けてしまう」「最近、好きなはずの趣味も楽しめない」などのことがあったら、心身がSOSを発信しているのかもしれません。
ストレスでつぶれてしまう前に、無理せずゆっくりと休みましょう。
いかがでしょうか。もし、あなたがチームを組織する立場にあるのなら、ぜひ、「職場メンバーの一人ひとりが問題を抱え込まない環境づくり」に地道に取り組むことを意識してみてください。一人ひとりのメンタルケアは「遠回り」の方策に見えても、結果的には業務をさらにスムーズに遂行させる「近道」なんです。
株式会社インソース より
【M&A速報、コラムを日々配信!】
X(旧Twitter)で情報を受け取るにはここをクリック
【M&A Online 無料会員登録のご案内】
6000本超のM&A関連コラム読み放題!! M&Aデータベースが使い放題!!
登録無料、会員登録はここをクリック