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【元銀行員が語る】銀行で出世をしたいのであれば、若いうちに本部に行くべき!

※この記事は公開から1年以上経っています。
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写真はイメージです(東京・大手町のビジネス街)

銀行、特にメガバンクは今も有名大学を中心に就職ランキングの常連だ。銀行の仕事はきついとの評判だが、年収は高く、関連会社も豊富なため、将来の安定性も非常に高い。そしてどうせ就職をするのであれば、支店長や法人部長まで出世したいと思っている方も多いだろう。今回は、銀行で出世をする方法について説明する。

出世すると高い年収が約束される

銀行で出世すると高い年収が約束される。特に銀行は役職によって年収が歴然と分かれており、出世をすればするほど高い年収が貰えるのだ。一例として某メガバンクのリテール部門の役職別の年収についてまとめてみた。

・役職なしの平社員…年収600万円
・支店長代理、課長…年収1000万円
・副支店長、支店を統括するエリアのグループ長…1200万円
・支店長…1500万円
・エリア支店長…2000万円

いかがだろうか? 世間の水準から見るとかなり高収入なのがご理解いただけるだろう。役職によって大きく年収が違うのも銀行の特徴だ。では、どうすれば出世できるのか。

ズバリ最も近道は、若いうちに本部に異動することだ。

若いうちに本部の主要部署を経験

本部の主要部署に、若いうちに異動できれば、将来ある程度約束されるのがメガバンクだ。例えば、リテール部門であれば、個人向け営業を統括する個人統括部や、商品の仕入れを行うコンサルティング部などが主要部署といえるだろう。

このような部署に早いうちに異動ができれば、その後、支店に戻る時は、グループ長などの役職を得ることができるため、その後の出世もスムーズだ。しかも本部に異動をすれば支店に戻った後も本部から裏ルートで様々な情報を入手できるため、こちらも大きなメリットになるだろう。

とにかく数字が重要

本部の主要部署に異動するためには、とにかく若いうちから数字を上げるのが重要だ。少しばかりの個人プレーをいとわないくらい個人の成績が重視される。他人に優しいとこのような事は難しいかもしれない。

ただし、その後、大きな見返りがあり、支店を改革できる可能性もあることから、若いうちはとにかく数字を重視した方が得策といえる。

銀行は斜陽産業だと言われ続けているが、社会的な使命や役割は想像以上に大きく、日本経済の根幹を担う存在であることは言うまでもない。もちろん、年収だけがすべてではないが、今後も高サラリーが維持できるだろう。※連載終了となります。

文:渡辺 智(メガバンクに11年勤務。法人営業・個人営業に従事)

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