しかし、かなりの失敗確率(すなわち死)を冒してまして、はるか東方のインド諸島まで木製の帆船で出かけていくほどの見返りが調味料から生まれるものなのだろうか。投資家側からしてもリスクとリターンが合わないのではないか。それが自身で感じていた素朴な疑問だ。
しかし、今回のコロナ危機を機に、改めて文献に目を通していて気づかされたことがある。当時、香辛料は単なる調味料や保存料の域を超えた「医薬品」だった可能性があるということだ。もちろん現代医学における高度な「医薬品」ではない...
「金(ゴールド)」の発見という初期ビジネスモデル仮説が頓挫した中、トーマス・スマイスをはじめとするヴァージニア会社の投資家と経営者はどうしたのか。現代のスタートアップ用語でいうならば、どうハードピボット(事業転換)したのか。その行方を追う。
株式会社は経済資源の最適配分と成果の最適分配を実現し得るのか?日本でも深刻化している貧困問題や行き過ぎた格差が社会を不安定にするものであるならば、解決策は「ポエム的」株式会社論ではなく、会社法及びそれに関連する法律の改正でなくてはならない。