市中銀行が無くなる

ブロックチェーンの金融面での応用について「仮想通貨は中央銀行が発行することも考えられる。そうなると送金は中央銀行の仮想通貨を使えば良いので、銀行預金がいらなくなる。したがって市中銀行が消滅する可能性がある」と警告。

さらに「あらゆる取引を中央銀行が把握できることになり、個人のプライバシーが無くなるということが考えられている。どちらも大変重要な問題なので、中央銀行の仮想通貨はなかなか難しい問題があるが、中国では可能性がある」とした。

金融以外の応用についても「文書の存在証明も応用例の一つ。これは過去のある時点において、ある内容を持つ文書が確かに存在していたということを証明するサービス。例えば新しいアイデアを思い付き特許を取ろうとする時、後から考えついた人が特許を取ってしまうことがある。その時、私の方が先に思い付いていましたということを証明することができる」という。

このほかにも「自動車の売買の記録をブロックチェーンに書き込むと、電子的に極めて簡単に記録ができる。そうすると自動車の売買をすることと、レンタカーをすることがほとんど同じことになる。レンタカーをするように自動車を売買することができる」

「一方でAIを用いた自動運転が可能になりつつある。自動運転と所有権の簡単な移動が結びつけば、世界は大きく変わる。自動車を保有するのでなくてシェアリングで利用するようになり、シェアリングを全く無人でできるようになる。自動車を全く無人のサービスで利用できるようなる」と未来の社会を描いてみせた。

そして「これは夢の社会ではなく、ついそのあたりまで迫っている」と結んだ。

文:M&A Online編集部