さらに金利も上昇傾向にあり、資金繰りもますます苦しくなるだろう。コロナ禍を生き残った健全企業も、経営環境は急速に悪化している。そうなるとコロナ前の水準を大きく上回る「大量倒産時代」がやって来る可能性も否定できない。とりわけ中小企業においては、倒産回避のために残された時間は短い。
幸いにして従来は大企業が対象だったM&Aが、第三者への事業承継という形で中小企業にも間口が広がってきた...
世界18カ国で展開するドイツのミールキットブランド「HelloFresh」の日本法人ハローフレッシュ・ジャパン合同会社は9月27日、東京地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は債権者2名に対して約30億3900万円。
パナソニックホールディングスは7月31日、取締役会においてパナソニック液晶ディスプレイの特別清算を申請することを決議した。負債総額は約6263億6500万円。2023年3月末に事業活動を停止し、4月以降は工場等資産の処分などを進めていた。
民事再生開始決定を受けたユニゾHDは25日、スポンサー選定手続きを改めて行うと債権者へ通知した。ユニゾは日本産業推進機構(NSSK)とスポンサー支援の基本合意を締結していたが、複数先がスポンサー支援に関心を寄せたため、裁判所と協議していた。
ユニゾホールディングスは4月26日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し同日、保全監督命令を受けた。今後、NSSKグループの支援の下で再生を図る。同社は約2050億円でEBO(従業員による買収)が成立し、2020年6月に上場廃止していた。