――最近の介護業界のM&Aをいくつか挙げていただけますでしょうか。
直近の例では、「損害保険ジャパン日本興亜(以下、損保ジャパン)」<8630>による「ワタミの介護」買収が記憶に新しいところです。ワタミ<7522>は主業である居酒屋事業の不振により、好業績だった介護事業を売却せざるを得なくなった訳ですが、買収額は210億円にも上り、これほど大手企業同士のM&Aはレアケースでしょう...
安倍首相が掲げるアベノミクス「新3本の矢」で、介護離職をゼロにするため施設を増やし、50万人分の受け皿を創出するという方針がある。ところが実態は、特養や有料老人ホームの整備数がはっきりと示されていないなど実現に向けて課題があると言う。高齢者住宅新聞社の網谷敏数社長に伺う、第2回目。