コーポレートガバナンスを考える CGSガイドラインの改訂と取締役会の実効性(下)

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取締役会の実効性を支えるカンパニーセクレタリー制度

コーポレート・ガバナンス・システムを議論する経済産業省のCGS研究会の座長である学習院大学の神田秀樹教授が「日本としては珍しくアメリカではなく、ヨーロッパ、特にイギリスを参考に、ボードとエンゲージメントの2つの焦点を当てたことは特徴的」と述べているように、日本のコーポレートガバナンス・コードは英国の制度を参考にしている。

その英国では、取締役会の実効性を支える制度として、カンパニーセクレタリー(Company Secretary)制度がある...

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