コーポレートガバナンスを考える CGSガイドラインの改訂と取締役会の実効性(下)

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取締役会の実効性が求められる背景

このようにCGS研究会では、取締役会をいかに実効性のあるものとするかが議論されてきた。しかしなぜ今、取締役会の実効性なのか。

この背景には、日本の会社法は、「株主」が直接経営陣を選び、業務執行事項まで含めて何でも口を出せる「直接民主制」になっているところ、これを米国の会社法のように、株主が持っているのはあくまで取締役会の構成員の選解任権で、経営は「取締役会」の監督のもと経営陣が行う「間接民主制」にするためには、取締役会の実効性を向上させなければならないという政策論が垣間みえる...

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