日本最大級の食フェスを謳った「グルメンピック2017」。500名を超す出店希望者から出店料を騙し取った容疑で逮捕された大東物産の前社長大須健弘被告の初公判が9月27日、東京地裁で開かれた。東京商工リサーチは昨年秋から大東物産を追跡取材し、幹部らの逮捕直前には独占インタビューを敢行した。
突然のイベント中止で出店料の返金がされないなか、「グルメンピック」を主催した大東物産が破産を申請した。出店料はどこに消えたのか。その行方を追った。
グルメンピックの開催延期を受けて、出店者側と返金でトラブルになっていた大東物産が破産申請を行った。負債総額は1億2340万円。債権者は510名。